シニア演劇倶楽部うつろ座 第七回公演

赤ずきんちゃんの森の狼たちのクリスマス

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【あらすじ】どこでもないところにある深い森の中の夕暮れ。いくらくすぐられても、ちっともくすぐったくない赤ずきんちゃんが、頼りにならない案内人と共にやってくる。「ハンナお婆さんはどこ？ワインと焼きパンを届けなくちゃ」。そこへあらわれたのはくすぐり狼たち。絶好の獲物を見つけくすぐってはみるものの、クスリとも笑わない赤ずきんちゃん。「お前さんは、お母さんやお父さんにくすぐられたことはないのかい？」「私、覚えていないの……」。赤ずきんちゃんの笑顔が見たい。魔法使いのお婆さんや片目の森番、お節介な兎たちに森の精。赤ずきんちゃんにお母さんとお父さんを思い出させようと、森の住人たちはあの手この手を尽くすのでした。果たして、赤ずきんちゃんはお母さんやお父さんを思い出し、そして、出会うことができるのでしょうか……。

【解説】シニア演劇倶楽部うつろ座、第七回目の公演は、別役実さんの『赤ずきんちゃんの森の狼たちのクリスマス』を上演します。お馴染みの「赤ずきんちゃん」の登場人物たちが、そして、新たに加わる魅力的なキャラクターたちが、ちょっと不思議でちょっと可笑しく、そして心温まる物語を繰り広げます。子どもから大人まで楽しめる、少し早めのクリスマス公演です。ご家族で、お友達同士やカップルで、是非とも足をお運びください。

【うつろ座について】年齢を重ねるということは、幾多の深い喜びや悲しみを経験し、それを自身の心と身体に刻んでいくことです。演劇とは正に、そういった喜びや悲しみなどの感情や体験を観客と共有し、一つの作品に昇華して行く作業と言えます。大きな声が出なくても、体力に自身がなくても大丈夫です。人生を生きてきた時間こそが、表現をする力です。自身の《声》と《身体》を通してホトバシルほどの魅力を放ち、そしてさらに、新しい自身と出会える、そんな場所に《シニア演劇倶楽部》を育てていきたいと思います。うつろ座では毎年春頃、新メンバーを募集しています。詳細はHPなどをご参照ください。